硬度の高い車のコーティング剤は?
車のコーティング様々な種類がありますが、その中でも気になるのが、コーティング剤の「硬度」です。コーティングの硬度が高いほど、表面は傷つきにくくなり、保護力に優れています。では、硬度を表す尺度にはどのようなものがあるのでしょうか?
硬度を表す尺度 モース硬度と鉛筆硬度
コーティング剤の硬度を表す尺度には、「モース硬度」と「鉛筆硬度」があります。「モース硬度」は鉱物の硬さを基準にした尺度で、1から10の数字で表されます。例えば、ダイヤモンドはモース硬度10で、最も硬い鉱物です。
一方、「鉛筆硬度」は鉛筆の芯の硬さを基準にした尺度で、コーティングの表面がどれだけ引っかき傷に耐えられるかを示します。この尺度では、通常Hから9Hまでの範囲で表されますが、特に硬度の高いコーティング剤では13Hまで硬さが設定されています。数字が大きいほど硬度が高く、傷に対する耐性が強いことを意味します。
硬度の高いコーティング剤はセラミックコーティング
硬度が高いコーティング剤として最も注目されるのが「セラミックコーティング」です。セラミックコーティングは、モース硬度で9ほどの硬度を持ちます。
ガラスコーティング
セラミックコーティングに次いで硬度が高いのが「ガラスコーティング」です。ガラスコーティングは、モース硬度で最大4.5、鉛筆硬度で約9Hに達する硬さを持ち、車の表面をしっかりと保護します。ガラスコーティングの大きな特徴は、高い撥水性と光沢感です。
ポリマーコーティング
一方、比較的硬度が低いコーティング剤として「ポリマーコーティング」があります。ポリマーコーティングは、モース硬度で2.5から4.5、鉛筆硬度でHから9Hの範囲で設定されることが一般的です。ポリマーコーティングはセラミックやガラスに比べると柔らかいですが、その分施工が容易で、短時間で仕上げることができるため、手軽さが求められる場合に適しています。
コーティングの高度が高い方が良いのか?
どのコーティング剤を選ぶかは、車の使用状況や目的に応じて適切に選択することが重要です。硬度が高いからと言って良いというわけでもありません。
硬度の違いを理解し、用途に合った最適なコーティングを選ぶことで、愛車をいつまでも美しく保つことができます。