タイヤの交換時期の目安

タイヤの交換を先送りするのはとても危険な事です。
交換のタイミングが遅れてしまうと大変な事故を引き起こしてしまうかもしれません。

タイヤは消耗品なので、あまり使っていなくても見えない所で徐々に劣化が進んでいます。
タイヤの耐久性は商品や運転の仕方によっても変わってきますが、おおよそ3〜4万km走行したらタイヤは寿命を迎えると考えておいてください。
そこで今回はタイヤ交換の分かりやすい目安をご紹介します。

 タイヤの交換時期を見極める3つの方法

タイヤのスリップサイン

スリップサインって何だろうと思われる方も多いと思います。
まずはタイヤの側面にある(△)三角マークを探してみてください。

メーカーによって様々ですが4〜9ヶ所ほどあると思います。
タイヤの摩耗が進んでくると、三角のマークの延長線にスリップサインが出てきます。

スリップサイン

スリップサインは全ての溝に出るとは限りません。
運転の仕方や路面の状況、タイヤの空気圧の変化によって摩耗する場所は変わってくるからです。1ヶ所だけで判断せず全部の三角マーク部分を確認してみてください。タイヤは溝を通して排水します。排水性の低下によるハイドロプレーニング現象はスリップの発生確率があがります。
スリップを防ぐために早めのタイヤの交換を検討しましょう

使用年数

運転に支障を感じていなくても、ずっと同じタイヤを使い続けるのは危険がともないます。
なぜならメーカーはタイヤの使用期限を4〜5年と推奨しているからです。
タイヤの交換いつしたかな、と忘れてしまう方もいると思います。

そんな方はタイヤの製造時期をまず確認しましょう。
確認方法はタイヤの側面を見ると分かります。
タイヤの側面に(週)と(年)で記されています。

例えば(〇〇3021)と書かれたタイヤの場合、2021年の30週目が製造時期という意味です。

タイヤのひび割れ

タイヤは徐々に劣化が進んでいきます。「ひび割れ1」ゴムのひび割れがタイヤの内部のコードに達している場合はタイヤ交換が必要です。判断に迷った場合は販売店に相談しましょう。

まだ運転に支障は出ていないとしても危険サインです。
ひび割れが奥の方まで入ってしまっていたら、走行中にタイヤが破裂する恐れもあるので早めにタイヤの交換をおすすめします。
ゴムは特性上劣化しきます。ひびがタイヤの内部に入っていない場合はタイヤを使用することはできますが経過を確認してください。

 

ひび割れ1 軽度

ひび割れ1 重度

 

 

ひび割れ2 軽度

ひび割れ3 重度

ひび割れ4 重度

①「ひび割れ1」は細かいひびが多数写っているかと思いますがこの状態はある程度使用していると起こりうる状態です。

②「タイヤひび割れ1」「2」「3」「4」の順にひび割れは進行していきます。

③「タイヤひび割れ1」はタイヤ溝の側面、カーブしているところ(ショルダー)に入っているのが写っています。これが進行していき最悪の場合、「ひび割れバースト5」のようにバラバラになってしまう場合もあります。

 

ひび割れバースト5

 

 

ひび割れバースト5はタイヤを新品に交換するために外した画像です。1つのゴムだったタイヤが3つに分裂していることがわかるかと思います。

このように“ひび割れ”と言っても程度やひびの入る箇所は様々ですし、判断が難しい場合もあります。

タイヤの交換時期の目安まとめ

タイヤの交換時期の目安を知る方法をご紹介しました。
どの方法も難しくないので少し時間を作って愛車のタイヤを確認してみてください。
重大な車両事故をおこしてしまう前に日頃からタイヤのチェックをして安全に車の運転を楽しみましょう。